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素潜りから始まったマリンスポーツ

ダイビングの歴史を大昔に遡ると、

魚や貝など食糧を確保するための

素潜り(シュノーケリング)から始まります。

 

陸で暮らす人間にとって、

水中に潜るのは大変なことで、

太古の昔から、

さまざま工夫がなされてきました。

 

西アジアでは、

羊の皮袋に空気を入れて

海に潜ったという記録も残っています。

 

 

その後、

空気を長時間確保するための、

「ヘルメット式潜水器」が

発明されたことで、

長時間の潜水ができるようになります。

 

日本では江戸時代のこと。

 

船の修復作業の際に、

ホースを使って

船上からヘルメットに空気を送る

という単純な構造のものが、

使われました。

 

1920年頃には、

日本で初の「マスク式潜水器」が

開発されます。

 

鼻から吸って口から吐く方法で、

レバーを噛むことで

空気がマスク内に流れる

画期的な方法です。

 

これが、

現在ダイビングで使われている

タンク式の始まりです。

 

 

世界的には、

1943年にフランスの海洋学者

ジャック=イヴ・クストーが

タンク式の「アクアラング」を開発したとされていますが、

 

日本では

その20年以上も前に

開発されていました。

 

 

第二次世界大戦後、

日本に駐留していた

アメリカ人が潜水をしていたことから、

日本にも

アクアラングが輸入されるようになり

広まっていきました。

 

 

素潜りから始まったダイビングが

本格的にレジャーとして

楽しまれるようになったのは、

1970年以降のこと。

 

今では

マリンスポーツの代表的存在です。

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ダイバーが愛する日本の海の現状を知っておこう

ダイビングを楽しむ大勢のなかの一人として

無視できないのが、昨今の海にまつわるニュースですよね

 

2019年1月16日には、ニュースアプリの速報で

「辺野古のサンゴ約4万群体の特別採捕を不許可」

の一文が表示されました

 

埋め立ててしまうのならば

せめて他の場所へ移植をして

少しでもサンゴを助けてあげて欲しいと思うのは

ダイバーでなくても思うはずです

 

しかしながら、移植した先の海の環境が

移植前の環境と全く同じとはいえないのです

 

今回の申請は、昨年の追加分にあたるようですが

前回とは不許可の理由が異なるようです

 

今後の動向から目が離せませんね

 

もう一つは、海のゴミ問題です

海上を漂う様々なゴミは、

自国ではない場所に打ち上げられ

時に深刻な被害を及ぼします

 

最も影響を受けるのは、海の生き物たちです

 

海の生態系の中に

人間の出したゴミが入り込み、

生態系ピラミッドのなかで

有害物質が濃縮されていくと

最終的に、私たちへとその影響が響いてくることになります

 

日本の一部の沿岸では、川を流れてきた竹が問題になっています

 

海に面していない地域であっても、

川に漂うゴミはいずれ海に流れ出します

 

一人の力は微力ながらも、

環境を破壊するような不純物は

極力海へ流さないように努めたいですよね

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新種が見つかるかもしれない海の生き物とは

海に潜ると、実に沢山の生き物を目にしますね

 

寿司ネタや食卓のおかずとしてもお馴染の

サバ、アジ、キビナゴ、アオリイカ、

イセエビなど……

 

なかには、これは食べられるのかと

疑問に思ってしまう生き物もいます

 

その代表格ともいえるのが、ウミウシです

 

地味な見た目のものから、派手なものまで

実に様々な色彩と形を持った不思議な生き物です

 

昭和天皇が研究されていたことでも有名なウミウシですが、

新種の発見や新しい学名がつけられるなど

話題に事欠かない点でも注目されています

 

新種ではありませんが、ハイブリット種も見つけやすく

動きも機敏ではないため、

水中写真撮影の練習にうってつけの被写体であるともいえます

 

マクロフォト派ダイバーであれば、

鮮やかな色彩のウミウシは

SNS映えもするので、撮影し甲斐がありますよね

 

唯一の難点は、個体のサイズが

小さすぎる場合があることくらいでしょうか

 

そのサイズは、数ミリのものから

30cm以上のものまで様々です

 

そのため撮影機材には

マクロレンズと外部ストロボが必須アイテムとなります

 

水中ライトで照射角が広いものを

ストロボの変わりとする場合もあります

 

機材に関しては、

潜り方のスタイルや予算と相談しながら

決めた方が良さそうです

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地球の海フォトコンテストって知ってる?

「地球の海フォトコンテスト」

 

ダイバーであれば、その名を一度は

耳にしたことがあるのではないでしょうか

 

地球の海フォトコンテストは、

世界中のダイバーが撮影した

水中の写真が集まるコンテストです

 

世界最大規模の水中写真公募展で、

これまでにもたくさんの素晴らしい写真が

入賞しています

 

アート性のある水中写真を選ぶ自由部門

海の生き物や環境問題に関する写真を選ぶ

ネイチャー・環境部門など、

いくつかの部門に分かれています

 

 

元々は水中写真を撮影するダイバーを

増やそうとして始めたコンテストですが、

最近は水中カメラも高性能なものが普及し、

気軽に水中写真を撮れるようになりました

 

そのため、応募数も増加しているようです

 

ダイビング経験の少ない方の写真を選定する

ビギナー部門もあるので、

経験年数に関わらず応募できます

 

 

ダイバーが水中の写真を撮ることで、

海に興味を持つ人が増えます

 

そして、環境問題への意識向上や

生態系への理解を深めることに繋がるのです

 

水中の綺麗な景色を多くの人に伝えるだけではなく、

自然環境を守ることにも繋がるコンテスト

 

水中カメラを持っているダイバーの方は、

応募してみてはいかがでしょうか

 

また、ダイビングに興味を持っている方は、

是非過去の受賞作品を見てみてくださいね

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海のゴミがもたらす悲劇をご存知ですか?

四季折々美しい景色を見せてくれる、海

 

私たちはダイビングを通じて海から

リラクゼーションの恩恵を受けています

 

しかし、一部の心もとない人間が海にゴミを捨てることによって、

悲劇が起こっています

 

それは、海で暮らす多くの生き物の死です

 

人間が海にゴミを捨てると、

そのゴミを誤って食べてしまう動物がいます

 

ゴミの誤飲や誤食によって、

毎年数え切れないほどの動物が死んでいるのです

 

特にウミガメや、空中からエサを狙う水鳥が

被害に遭うことが多いです

 

また、ゴミが体に絡まって自由を奪われることで、

息絶える動物もいます

 

リング状のプラスチックごみが口にはまってしまい、

エサが食べられずに死んでしまうアザラシ

 

ビニールゴミが首に絡まってしまい、

息ができなくなったオットセイ

 

毎年悲惨な最期を迎える動物がたくさんいるのです

 

死んでいく動物が多いと生態系のバランスが崩れ、

海は美しい景色を維持できなくなってしまいます

 

結局、海を汚すと私たち人間も困るのです

 

ダイバーは免許取得の際に、徹底的に海の尊さを頭に叩き込みますが、

海を汚す人間がいるのもまた事実です

 

そんな身勝手な人間を少しでも減らして美しい海を守っていけるよう、

知識のある私たちダイバーが率先して海を綺麗にするべきではないでしょうか

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ダイビングと魚図鑑

どうしてあんなによく知っているのだろう…

ダイビングを楽しめば楽しむほど、不思議になります

 

上級者の方やインストラクターの方はたくさんの魚をよく知っている!

教えてもらえるのは嬉しいけれど、経験の違いだけ?

自分もそんな風になれるのかな?

 

そこには、やはり「もっと海の中のことを知りたい!」という気持ち

がたくさん詰まっているのではないでしょうか

 

浅いところから深いところ

短い時間しか潜れなかったものが長時間できるようになる

 

出会える魚の種類も変わるでしょうし、

出会う機会が多ければ調べることもあるでしょう

水中写真を撮る余裕だってできますよね

 

そんな風にして先達は、魚と仲よくなっていったかもしれませんね

 

ダイビングと海に魅了された人の多くは

その光景を目に焼き付けながら記録に残すこともしています

 

ダイビング協会ごとにダイバーが撮った水中写真を披露していたり、

ダイビングスポットごとに見られる魚図鑑が用意されていたり、

潜る前にどんな魚を見られるのか予習だってできるんです

 

もちろん、自分が撮影した水中写真を記録できるアプリもあるぐらい

 

ダイビングはさらなる出会いができると同時に、

自分でその出会いの準備ができるように進化しているんです

 

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酸素ボンベなしでダイビング?

いま、酸素ボンベを持たずに、
ダイビングできちゃうというスゴイ道具が開発されていることが、
ネットで話題となっています。

その道具というのは、
口元に装着するだけで、水中でも呼吸できちゃうというもの。
なんだか映画やSFの世界のお話のようですが、
ホントなのでしょうか?

その道具、その名も「トリトン」というものらしく、
人工エラという発想から生まれたもので、
水中から直接酸素を取り込み、供給するというもの。
開発している人々は、
2年かけてプロトタイプを製作して、
いまはクラウドファウンディングで資金を募集中だそうです。
実験の様子は動画で見れるそうなので、
興味のある方はチェックしてみてくださいね。

じつは科学者のなかには、
この製品に疑問の目を向けている人もいるみたい。
理論的にムリ!ということらしいです。
でももしもコレが実用化されたら、
間違いなくダイビングがもっともっと、
楽しく手軽なものになるはずですよね。
あ~あ、ホントに実用化されないかしら。
だっていくら慣れているとはいえ、
やっぱりあのボンベって、
重いし、面倒だし、お金もかかりますし、
なくても潜れるのであれば、
それほど嬉しいことはありませんよね。

ダイビング好きな方のなかには、
資金提供してみようかな~なんて考える方も多いのではないでしょうか。

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サンゴの日って知ってますか?

3月5日はサンゴの日!
って、ご存知でしたか?

ダイビング好きならサンゴの大切さ、
サンゴが元気に生きる美しい海の大切さは充分にしっているはず。
でも意外とこのサンゴの日のこと、知らない人が多いみたい。
恥ずかしながら、かくいう私もその1人。
今年、はじめて、このサンゴの日というのを知りました。
ホント、無知でスミマセン。

サンゴの日というのは、
1996年に世界自然保護基金(WWF)が制定したもの。
この年、石垣島に珊瑚礁保護研究センターを設立する運動がスタート。
2000年には海の大切さを広く知らせる活動を行う、
「しらほサンゴ村」がオープンしています。

この3月5日には、
渡嘉敷の渡嘉敷ダイビングセンターを中心として、
ダイバーや観光客が参加して、
ホソエダミドリイシサンゴなどの苗の植え付けが行われたそうです。
ほかにサンゴの天敵となる貝を駆除したり、
泥を除去したりと、
けっこう大変な作業だったみたい。
こうした活動に参加する方って、
ホントに意識が高くて頭が下がります。

私ももっと海やサンゴを守る活動に関心をもって、
いろんな活動について知っておきたいなと思いました。

だってダイビングしたときに、
キレイな海、美しいサンゴ、色とりどりの魚たちがなかったら、
楽しくありませんもんね。

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冬の海の楽しみ方

夏に海で遊ぶ人は多いのが当たり前ですよね。
海水浴や日光浴と、夏の海にはお楽しみがいっぱい!
だから夏の海というのは多くの人で溢れ、賑わっています。

でも冬の海にわざわざ遠くから出かけて行く人って、
少ないみたいです。
だって冬の海ってなんだか寒々しいイメージがありますもんね。
実際、海べりは風は強くて寒いですし。

でもでも、じつは冬の海って水が澄んで見えて、
とってもキレイなのですよ。
防寒対策さえしっかりしておけば、
冬の海には楽しいこといっぱいなのです!

人のいない浜辺は空や波を眺めながらゆっくりと散歩を楽しんだり、
ただただぼんやりとしてみたり、
考え事をしたりするのに最適。
とくになにかと忙しい年末年始にグッタリと疲れてしまったりしたときには、
海にでかけて1人でボーッとしてみるのも良いと思うのです。

それから冬の海はとくに夜がオススメです。
空気が乾燥して澄み切った夜空には星がいっぱい!
海は真っ暗なので街で見るよりずっと沢山の星を眺めることができますよ。
でも女子が1人ででかけるのは危ないので、
できればロマンティックに彼氏を誘ってでかけていただきたいと思います。
今年のクリスマスは夜の海で!
なんてロマンティックではありませんか?
彼氏へのプレゼントは夜空のお星様!なんてね。
安上がりでいいかも?

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この夏やりたいことはダイビング?

この夏に挑戦したいアクティビティについて聞いたアンケートの結果によれば、
第1位は「星空観察」で、第2位は「ダイビング・シュノーケリング」、
第3位は「カヌー・ラフティングなど湖、川遊び」となっていました。
なるほどなるほど。
たしかに星空の下で広大な宇宙へ思いを馳せるなんて、
とても心癒されそう。
もちろんダイビングやシュノーケリングが1番のオススメですが、
カヌーやラフティングも楽しそうですよね。

まだやったことがないという初心者の方のなかには、
ダイビングというのは随分大げさなことに感じている方が多いみたい。
練習や試験があってライセンスを取らなくてはならないとか、
海外まででかけないとキレイな海に出会えないのでは?とか。
でもでもライセンスなんて楽しいばかりで大変なことはありませんし、
海に囲まれた日本にはキレイなダイビングスポットがいっぱいあるのです!
はじめようと思えば、いつでも気軽に始められるのがダイビングなのです!

この夏、オススメのダイビングスポットといえば、
首都圏からほど近い伊豆の黄金崎公園ビーチ。
いまごろの時期には水深10メートルほどのところに、
七夕飾りが沈めてあって、
訪れた多くのダイバーが願い事を書いて飾っています。
海の底には白い美しい砂が敷き詰められていて、
岸から近い浅いところでも可愛いお魚を観ることができます。
是非、でかけてみてくださいね。

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