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環境にやさしい日焼け止め

日常生活や海水浴を楽しむ際に欠かせないのが、

日焼け止めですが、

一見すると無縁と思えるダイビング時においても、

必須アイテムとなっています。

 

それというのも、街中に比べて海岸は、

日焼けしやすい場所であるからです。

 

ドラッグストアやコスメショップに行くと、

様々な種類の日焼け止めが並んでいますが、

実は環境に影響を与える成分を含む商品があることを

知っているという方は、多くはいないかもしれません。

 

その成分というのが、

オキシベンゾンとメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、

メトキシケイヒ酸オクチル(オクチノキサート)という紫外線吸収剤です。

 

日本ではこれらの成分を含む商品に対する規制はありませんが、

アメリカのハワイ州などでは、

販売、持ち込みおよび使用を禁止する措置がとられています。

 

サンゴ礁や海洋を研究する機関が、

日焼け止めに含まれる成分に対して警鐘を鳴らしたことで、

こうした動きが世界のあちこちで起こっていることを、

私たちはもっと大々的に知るべきだと思います。

 

たかが日焼け止め、されど日焼け止め。

 

一人一人ができることはちっぽけな事柄かもしれませんが、

世界規模で考えれば、大きな力になっていることも

私たちは意識したほうが良いと思います。

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ASIA DIVE EXPO JAPAN 2024

感染症対策による行動規制の緩和が進み、

かつての日常が戻ってきたかのように思えるこの頃、

世界的にも有名なイベントが、

東京で開催されることが決定しました。

 

そのイベントとは、今年で開催30年目を迎える

ASIA DIVE EXPOという、ダイビング展示会です。

主催は、Underwoter360というダイビング雑誌を発行している

シンガポールの会社です。

日本での開催にあたっては、

Underwater360と朝日新聞社が共同主催となりました。

 

ダイビングの祭典ともいわれているイベントですが、

ダイバー以外の方にも、身近に海を感じてもらえるテーマの展示を

数多く企画しているそうです。

 

2023年にシンガポールで行われた際のデータによると、

ダイビングリゾートやクルージング事業者の出展が23%、

ダイビングの機材メーカーの出展が23%、

次いで多かったのが、旅行代理店とダイビングショップの20%でした。

 

この夏、ダイビングを体験してみたいと考えている方にとっては、

良いショップと巡り合える機会なのではないかと思います。

海外のダイビングショップとのコネクトづくりができるというのは、

海外基盤のイベントならではのことだと思います。

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気象庁が参加するアルゴ計画とは

先日、気象庁が線状降水帯発生の予報を、

発生より最大30分前に発表するシステムの運用を

始めたことが話題になりました。

 

今後は、急な災害に対して、

事前対策を取りやすくなるでしょう。

 

こうした急な災害情報をいち早く知らせてくれる気象庁ですが、

実は気象予報以外のことも研究しているのです。

 

その名を、アルゴ計画といいます。

なんだか陰謀めいた響きに聞こえますが、

世界30か国が参加する、一大プロジェクトなのです。

 

その目的は、海洋情報の収集です。

 

地球温暖化対策の研究の一環として、

地上よりもはるかに多くのCO2を吸収している

海洋環境に注目が集まっています。

 

アルゴ計画では、アルゴフロートと呼ばれる管を海中に投下して、

様々な水深の海水を採取し、分析を行っています。

現在3,800台が稼働し、最大水深2,000mまで調査をしています。

 

最新情報によると、日本海の酸素濃度が上がっていて、

海洋の酸性化が始まっているそうです。

 

一般ダイバーは、最大で水深40mまでの

海況しか知ることはできませんが、

それでも海の酸性化と言われれば

思い当たる節があるような気もしてきます。

 

大きな海に対して、何ができるのか。

まずは、海中ごみ拾いから始めていきます。

 

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日本のブルーカーボン

これまで、CO2の吸収や資源復活を目的として、

地上における植林は数多く行われてきました。

この森林成長によるCO2吸収は、

グリーンカーボンと呼ばれています。

 

一方で、海藻の生育によっても

CO2削減が可能であることに注目が集まり、

近年では、世界中でブルーカーボンを

積極的に取り入れていこうという流れになっています。

 

ブルーカーボンの最大のメリットは、

CO2を吸収・蓄積したままでいられる期間が

長期間に及ぶことにあります。

 

一方、グリーンカーボンでは、

森として成熟してしまった木々のCO2の吸収量は減り、

逆に大気中へ、炭素を放出してしまうということがわかっています。

 

日本では、ENEOSホールディングスや出光興産、

日本製鉄といった企業がブルーカーボンに関する研究を行っています。

 

そんな中、日本の鹿島技術研究所が、

葉山町沖にて藻場の再生を成功させました。

この時確認されたのは、これまで消滅していた

アラメという海藻の復活と生育範囲の拡大でした。

 

日本は島国であり、海洋面積と海岸線の長さは、

世界6位なのだそうです。

 

これからはブルーカーボン育成のノウハウを先鋭化させて、

世界をリードする立場になってもらいたいと願うばかりです。

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ダイビングショップ

通信販売で何でも買えるようになりましたが、

ダイビングに使用する機材をそろえるなら、

やはり実店舗に足を運ぶのが一番です。

 

私が良く利用しているショップは、

mic21というお店で、

東京では池袋と新宿に店舗があります。

 

池袋店舗のほうが規模は大きいのですが、

新宿はかなりの駅近という利便性から、

もっぱらオーバーホールなどの依頼は、

こちらのショップを利用することが多いかもしれません。

 

また、新宿店舗のほうがこじんまりしている分、

全国展開企業らしからぬ

ローカル感が漂っているところも好きなのです。

 

もちろん店員さんもダイバーなので、

重量制限がある場合の機材の選び方など

かなり詳しく教えてくれたりします。

 

そして、さすが日本最大級の品揃えを謳うだけあって、

様々なキャンペーンやセールを行うことがあります。

専門スタッフによる、オーダーメイドスーツが作れるのも、

mic21の強みかもしれません。

 

ちなみに、私自身は、

ワゴンセールでミラーレスの一眼と専用ハウジングを

格安でゲットできた思い出があります。

 

ハウジングだけでも結構な値段がするのに、

ほぼ本体代金だけで、一式揃ってしまった感じでした。

その分、ストロボにお金をかけたのですけどね……。

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海に溶けている資源

皆さんは、

「海水には、50億トンもの金が溶けている」

という話を聞いたことはありますか?

 

あるいは、

「私たち人間の体を構成している元素組成は、海水に似ている」

という話はどうでしょうか。

 

そして、この二つの話に共通しているのが、

金属元素です。

 

人間の体には、鉄や亜鉛、マンガン、コバルト、

銅やニッケルなど、生命活動を維持するための金属系元素が、

12種類も含まれています。

このほかにも、金や銀、アルミニウム、ストロンチウム、

ルビジウムといった金属も含まれているそうです。

なお、これらが人体の中に占める割合は、

極微量であることがわかっています。

 

昨年1月、海洋研究開発機構と株式会社IHIの研究チームが、

温泉水から金を回収する方法を開発しました。

その方法とは、ラン藻を加工したシートを用いて

金を吸着させるというものです。

 

開発のきっかけは、数十年前に行われていた

ラン藻が金を吸着するという研究で、

以降は進展のないままだったようです。

 

実験の結果、最高で1トンあたり

30gの金の採取に成功したそうです。

 

2023年中に、伊豆諸島にある海底熱水鉱床に

シートの設置を行ったそうなので、

そろそろ成果報告を聞くことができるかもしれませんね。

 

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海を活かす

地球面積の約7割を占めているといわれる海ですが、

その全容はいまだにわかっていません。

 

人類がヒト属、ホモ・サピエンスとして

地上に誕生してから約40万年~25万年が経ちましたが、

真の深海へはまだ誰もたどり着いていないのです。

 

なお未開の地ともいえる海は、

近年さらに注目を集める場所となりました。

 

それというのも、2009年公表の

国連環境計画報告書にて定義された

「ブルーカーボン」が、SDGsの特集番組や関連記事で

再び取り上げられるようになったからです。

 

沿岸生態系や海藻類の環境を整えることで

実現可能だとされているブルーカーボンですが、

CO2吸収のためにこの仕組みを活かす取り組みは、

容易とはいえないようです。

 

なにより、植物や藻が成長するためには

時間がかかります。

 

CO2の吸収率が高いことで知られているマングローブ…

正しくはヒルギ類といいますが、

70cmほどに成長するまで2~3年かかるそうです。

くわえて、植物寿命は45年と短命なのだとか。

 

こうした特徴があるヒルギ類をブルーカーボンとして

活用するためには、2~3年の間隔を開けて、

活性化のローテーションができるように

植樹計画を立てる必要があるといえるでしょう。

 

 

 

この度発生した令和6年能登半島地震において

被災した皆さまへ

平穏が一日でも早く戻りますよう、

お祈り申し上げます。

 

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海の在り方について考える

日々、海を研究している多くの方たちによって、

歴史や生物、地形、潮の流れなどが解明されています。

 

海に関する研究分野としては、

海流の流れの記述や研究を行う海洋物理学、

海洋に存在するすべての物質の研究を行う海洋化学、

海洋に生息する生物の生態系などを研究する生物海洋学(海洋生物学)、

海底の地質を研究する海洋地質学などがあります。

 

概要を列記しても、ピンとこないかもしれないので、

私たちの生活に深く関わっている研究をピックアップして、

ご紹介します。

 

海洋物理学…地震発生時の津波の高さや速度を計算して公開します。

海洋化学…医薬品などへ利用するための有用物質の抽出研究を行います。

生物海洋学…サンゴなど生体の保護が必要な生き物の研究をします。

海洋地質学…海底ケーブルなどの設置を行う際の、地盤調査を行います。

 

地球の7割は、海です。

資源の大半が海にあるといっても過言ではありません。

 

また、海上保安庁では、「未来に残そう青い海」をスローガンとして、

海洋汚染調査や、環境保全に関する指導や啓発などを行っています。

 

私たちができることは、

海洋問題のすべてを人任せにしないことだと思います。

まずは、砂浜のゴミゼロを実現させたいですね。

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海という字の成り立ち

水に関係する漢字には、「さんずい」という部首(偏)がつけられます。

さんずいは、流れる水から生まれた象形文字です。

 

では、海の反対にある毎の漢字の成り立ちは?

 

じつは、これ「髪飾りをつけて結髪する婦人」という象形文字です。

 

漢字そのものは中国からやってきたもので、

この「毎」という漢字は、当時「いそしむ」という意味で使われていました。

 

漢字の元になった旧字よりも前の、

古代文字である甲骨文字・金文・篆文(てんぶん)の順に見ていくと、

より漢字の成り立ちがわかるような気がします。

 

女性が祭祀にはげむことから作られた字ですが、

その後登場した別の言葉に当たる文字がなかったため、

「当て字」とされたことで、意味も変わってしまったのだそうです。

 

この「海」という漢字は、

会意形声文字といわれています。

これは、二つ以上の漢字を組み合わせて意味を持たせ、

まったくの新しい文字をつくる会意文字と、

音の文字と意味の文字を組み合わせて、

新しい文字をつくる形成文字の

両方の特徴を持ち合わせている文字のことを指しています。

 

どうやら、「海」の字が「うみ」と読まれるのも当て字のようです。

 

何気なく使っている文字も、

こうして考えてみると面白い発見がありますね。

 

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日本が抱える海関連の問題

日本は島国です。

そのため海に関する問題が、

毎日のように話題となっています。

 

SDGsに盛り込まれたこともあって、

海洋ゴミにばかり注目しているような気もしますが、

そればかりではありません。

 

地球の温暖化は日本だけの問題ではなく、

世界規模の問題ですが、

日本の海洋資源に関わるものでもあります。

 

海洋資源といえば漁業となるわけですが、

実は不漁となっているのは日本だけという話があります。

 

というのも、海の中に境界はなく、

回遊魚は海の中を自由に泳ぎ回っているからです。

海流の蛇行による温度変化で

移動ルートが変わったとしても、

通り道上における漁獲量は

どの国も、ほぼ同じ条件になるというのが前提です。

 

例えば私たちは、ニュース番組を通じて、

「今年のサンマは不漁だ」という話を耳にします。

でも、「世界全体での水揚げ量は、昨年を上回りました」

という話は耳にしません。

 

先日魚売り場で、パッケージのラベルを

じっくり眺めてみましたが、

輸入魚であっても「養殖」の文字が多いように思いました。

 

もうお分かりかと思いますが、

世界の漁業は、天然魚の水揚げから、

養殖による持続可能な生産へと移行しているのだと思います。

 

日本も、持続可能な漁業を行ってほしいです。

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