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ディープダイビング体験談 2

ディープダイビングを行うにあたって、

直面するのがDECO問題です。

DECOとは、Decompressionの略で、

減圧という意味の単語です。

 

通常のレジャーダイビングは無限圧潜水となるため、

基本的にエキジット前の安全停止を3分行えば、

水面に浮上できます。

 

しかし、ダイビングコンピューター上でDECOという表示が出るほど

その水深に留まってしまった場合、

減圧症対策として、対象となる水深に留まる時間が必要となってしまうのです。

とはいえ、ダイビングコンピューターに表示される水深や時間は、

一般的な数値で、信用度は高くないとされています。

 

私は、かつてパラオ諸島でバラクーダの群れを追っていた際、

このDECOをうっかり表示させてしまい、

チーム全体の足を引っ張ってしまったことがあります。

 

外洋でのダイビングは、基本的に目視で水深を図ることができません。

それというのも、海底が見えない場合、

水深の目安となる目標物がない状態となるからです。

当然、潜水の補助となるブイなどもありません。

 

こうした外洋でのディープダイビングは、

ガイドを頼るだけでなく、

自身の判断によるダイビング計画が必須となります。

よって、上級とされるのです。

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ディープダイビング体験談

テクニカルダイビングの話を続けてきたついでに、

私自身の体験談を紹介しようと思います。

 

最初は、ディープダイビングにまつわる

海中トラブルの話です。

レジャーダイバー的な経験しかないときに、

他の人をレスキューするという体験をしました。

 

その日は、仲良しグループと単身参加の私とガイドとで、

ディープダイビング体験をするため、

大瀬崎の外洋へ向かいました。

 

気温も水温も最高で、若干の潮流はあるものの、

ポイントドリフトが基本の外海にあっては珍しくない海況でした。

 

バディを組み、この日はガイド一人でグループ引率だったこともあってか、

経験本数だけはそこそこあった私が、

サポーター側に回ることになり、

エントリーを開始しました。

 

中性浮力も安定しないグループでしたが、

なんとかドロップオフポイントへ到達。

いざ、さらに潜行という場面になって、

一人がパニック寸前の様相で、もがきはじめたのです。

 

ハンドサインは、「エアーがない、息苦しい」とのこと。

 

近づいていって残圧計の数字を見るも、問題はなし。

どういうことか、と色々試した結果、

タンクバルブの開放が足りなかったというオチでした。

 

タンクバルブは、基本、全開放ちょい戻しの回転数で潜ります。

 

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テクニカルダイビング・スキル

今回は、テクニカルダイビングにおける

必須スキルなどについて、少し掘り下げた話をします。

 

テクニカルダイビングにおけるディープとは、

PADI基準でいう水深40m近くまで潜ることをいいます。

経験本数とダイブコンピューターの使い方、

エアーコントロールなどが必須スキルとなります。

 

ドリフトは、潮流に乗って移動するダイビングです。

中性浮力による水深コントロールと泳力、冷静さが求められます。

海中において、潮流がどこで発生するか、

どの方向へ流れるかの予測を立てるのは困難です。

岩礁帯や根の場合は、カレントフックなどで

身体を固定しなければならないこともあります。

 

ケーブでは、中性浮力スキルと冷静さ、

ライトなどの装備の充実さが求められます。

沈船は、ディープと似ていますが、

船室に入る場合はケーブと同様のスキルが求められます。

また、砂の巻き上げは、ケーブも沈船もNGです。

これは方向感覚の喪失や

コンピューター、コンパスの表示が

見えなくなることを防ぐために必要なことです。

またケーブダイビングのログは、

実際の視界がある程度あったとしても、

大抵0mと表記します。

 

テクニカルダイビングは、危険度も上がります。

安全面への十分な配慮が必要です。

 

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テクニカルダイビング・地形

テクニカルダイビングと聞くと、

ハードルが高いイメージを抱かれるかもしれません。

 

しかし、実際はダイビングそのものをより楽しむための

スキル磨きの一つという位置づけのものが多く、

ライセンス取得のために分厚いテキストを読んだり

専門的な実習を受けたりすることは

殆どありません。

 

とはいえ、ライセンスのプラスアルファに位置付けられている

スペシャルティ講習を受講し、条件を満たさなければ

チャレンジできないダイビングもあるのは確かです。

 

あるいは、潜水本数何本以上とか、

過去に同様のダイビングを行ったログが残っているかによって、

潜ることのできるポイントが変わることもあります。

 

こうした経験が基準となるダイビングの代表が、

ディープ、ドリフト、ケーブ(洞窟)、沈船、アイスです。

 

なかでも、地形に左右されるディープ、ドリフト、ケーブは、

すべて伊豆半島で体験できます。

ディープは、IOPと大瀬崎・外海、

ドリフトは大瀬崎・外海、田子、雲見、下田・神子元島、

ケーブは雲見、熱海が代表的なポイントといえます。

 

ちなみに、熱海のケーブ・小曽我洞窟は

季節限定ポイントとなりますが、

沈船は一年を通して潜ることができます。

 

次回、内容を少し掘り下げて解説します。

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テクニカルダイビング・スペシャルティ

ダイビングライセンスというカテゴリーの中には、

様々なスペシャルティという項目があります。

 

メインとなるダイビングのライセンスを木の幹とすると、

スペシャルティは、枝分かれした先についた葉のようなものと

イメージしていただくとわかりやすいかと思います。

 

メインとなるダイビングライセンスは、

世界最大のダイビング教育機関PADIの場合、

オープン・ウォーター・ダイバー、

アドバンスト・ウォーター・ダイバー、

レスキュー・ダイバー、

マスター・スクーバ・ダイバー、

インストラクターとなります。

 

なお、PADIで取得できるスペシャルティの種類は26種類あります。

中には、ファンダイビング(潜って移動して上がるだけ)で

取得できてしまうようなライセンスもあります。

とはいえ、きちんとした知識を学ぶことは必然なので、

軽く考えないでくださいね。

 

国内で潜っている分には問題にならなくても、

海外ではスペシャルティ・ライセンスが必要となる場合があります。

そのため、少なくとも

ドライスーツ、ボート、ディープ、ドリフト、

エンリッチド・エア、ナイトくらいは

取得しておいた方が良いでしょう。

 

目いっぱい楽しむためにも、

ライセンスを取得してスキルを磨きましょう。

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年越しダイビング

年越しダイビングと聞いたら、あなたはどちらを想像しますか?

 

「長期旅行。年をまたいでのダイビング」

「海中でカウントダウン。水中で新年を迎えるダイビング」

 

ちなみにログ上では、12月31日と1月1日の記録となるので、

解釈次第で、どちらも年越しとなります。

 

とはいえ、海中カウントダウンの場合、

潜水時間と浮上時間の時刻が”年越し”となるので、

正確な正解は? と聞かれれば、

「海中カウントダウン」が正解なのかもしれません。

 

そして、この海中カウントダウン。

実行してみようとすると、結構ハードルが高く、

上級者向けであることは間違いありません。

 

第一ハードルは、季節です。

北半球では冬、南半球は夏となります。

第二ハードルは、海況・環境です。

冬の海は荒れやすく、

海外の場合は、ナイトダイビングが可能なサービスと

ポイントがあるかどうかを事前に確認しておく必要があります。

第三ハードルは、タイミングです。

目的の場所がある場合、カウントダウンを始めるまでに

たどり着いておく必要があります。

 

日本における有名なポイントは、

波左間海中公園(館山)です。

ここには海底神社があるので、二年参りも行えます。

海中安全祈願は、ご利益ありそうです。

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エンリッチド・エア/ナイトロックス追加情報

前回、エンリッチド・エアのメリットを重点的にお伝えしたのですが、

今回は、追加情報をお伝えします。

 

エンリッチド・エアは、スペシャルティーコースを

受講することが必須となっています。

そして、ここで必要になってくるのが、

タンク内の圧縮空気に対応できる器材です。

レギュレーターとダイブコンピューターが対応していることが必須で、

それ以外は、通常タンクと同じ器材を使用することができます。

 

自身が使っているものが、対応可能器材であるかどうかは、

型番などで検索して調べることができます。

あるいは、ダイビングショップの店員に聞いてみるのもいいでしょう。

 

ダイブコンピューターは、エンリッチドエアダイビングには

必ず必要な器材です。

ダイコンには、エンリッチド専用のモードがあり、

潜水前に、通常ダイビング仕様から変更しておく必要があります。

これは、酸素濃度が通常の空気と違うために必要な項目です。

 

なにより、潜水深度限界や潜水可能時間が通常エアーと異なるため、

表示される時間が変わってくるのです。

 

エアーに含まれる酸素濃度で細かく変わってきますが、

最大深度は30m以内に限られます。

一方で、減圧不要限界は、最大で、通常エアーの約2倍になります。

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エンリッチド・エア/ナイトロックス

「エンリッチド・エア/ナイトロックス」

(以下、エンリッチド・エア)という言葉を聞くたび、

なんだか映画のタイトルのような響きだなぁと思います。

 

これはダイビング用語で、タンク内の圧縮空気を指す言葉の一つです。

エンリッチド・エアは、空気に含まれる酸素濃度を、

本来の比率である21%以上に高めたものです。

ナイトロックスは、窒素を意味する英語の「Nitrogen」と、

酸素を意味する「Oxygen」を組み合わせた造語なのだそうです。

 

ちなみに、エンリッチド・エアとナイトロックスは

同じ意味を持つ言葉なので、

続けて使うと二重表現になります。

 

空気中の酸素濃度を高めた空気を圧縮したタンクを利用して潜ることを、

エンリッチド・エア・ダイビングというのですが、

利用するには講習の受講をし、ライセンスを取得しなければいけません。

なお、海外でのダイビングを計画しているなら、

国内で取得しておくべきライセンスの一つでもあります。

 

エンリッチド・エアを使用するメリットは、

血中への窒素吸収量が減るため、減圧症リスクの減少と、

疲労感の軽減が見込める点にあります。

 

陸上休憩で体感できるほどの差があるので、

ぜひ試してもらいたいテクニカルダイビングの一つです。

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ダイブコンピューターに表示される情報について

前回、無限圧潜水可能時間(NDL)を

使いこなすことについて解説しました。

 

そこで、改めてダイブコンピューター(ダイコン)に

表示される情報を整理しようと思います。

 

まず、ダイコンは、陸上では普通の時計として使用することができます。

陸地にいる以上、自動的に表示が変わることはありません。

 

しかし、水中に入ると、画面が水中モードに切り替わります。

 

共通して表示される情報として、

現在水深、無限圧潜水可能時間(NDL)、潜水時間、

最大水深、水温です。

機種によっては、体内酸素量、体内窒素量が表示されるものもあります。

 

海中で必要な情報は、NDLと現在水深です。

水深が深いところに長時間潜れば、

当然血液中に溶ける窒素量が増えていきます。

 

血中窒素濃度が高くなると、俗にいう「窒素酔い」状態になります。

窒素酔いとは、注意力や思考力の低下、方向感覚の喪失など、

酔っぱらった時のような状態になることです。

こうした事態を避けるためにも、NDLを確認しながら、

自身がいる水深を変えていく必要があるのです。

 

また、それ以上に減圧症に陥るリスクが高くなることも覚えておきましょう。

体調や体質にもよりますが、リスクは低い方が良いに越したことはありません。

 

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ダイビングコンピューターのNDL活用法

ダイバーが、海に潜るにあたって必須となる器材の一つに、

ダイビングコンピューター(以下、ダイコン)があります。

 

ひと昔前よりも、カラーバリエーションが豊富で、

スマートウォッチと同じような感覚で使えるデザインのものが

増えてきたように思います。

 

さて、そんなダイコンに表示される文字の意味は、

きちんと理解されていますか?

 

今回注目する表示は、「NDL(減圧不要限界)」です。

ダイコンを装着して潜水すると、

自動的に水深が表示されることはご存じでしょう。

同時に潜水時間と、もう一つ時間が表示されるようになっているのですが、

これがNDLです。

 

なお、ダイビングの終盤、3~6m付近で約3分間の安全停止を行うのですが、

NDLに表示された時間を超えて潜水を行った場合、

DECO(減圧)という警告が表示されます。

この時、安全停止時間とは別に、

その水深にとどまるべき時間が表示されます。

これは、減圧症にならないためにも必要な時間となるので、

誤魔化さずに素直にカウントに従いましょう。

 

ちなみにDECO表示が発生しやすいダイビングは、

ディープダイビングや、沈船ダイビングです。

よって、NDLを使いこなしてこそ、

上級ダイバーといえるでしょう。

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