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ダイビング中に出会う現象

ダイビングをしている中で、

なかなか使わない用語とその現象に出会うことがあります。

 

オールシーズン、

様々な地形で潜るタイプのダイバーであれば、

それほど珍しくはないかもしれません。

 

今回は、そんなダイビング用語と現象について解説します。

 

・サーモクライン

温かい海水と冷たい海水が、交じり合うところで見られます。

ゆらゆらと揺らいで見えるので、遠くからでも確認できます。

揺らぎの中にいる場合の視界は悪く、

顔面に触れる海水は暖かいのに、手に感じる海水は冷たい、

あるいはその逆といった体験ができます。

地上の温度と、海水温の差が激しいときに出会いやすい現象です。

 

・流れ(カレント)

潮の満ち引きのタイミングで海中にいると、出会うことがあります。

体感的にもわかりやすいのは、海岸に近い場所ということになりますが、

少し沖に出た場所でも感じることがあります。

強いものだと、浮いた状態でその場にとどまることができないほど

速い流れを感じます。

逆に弱くても、なかなか前に進めないなどの抵抗を感じることがあります。

この場合は着底して岩を掴みながら進むか、

指示棒を砂地に突き刺しながら進みます。

カレントフックを使って、その場に待機する場合もあります。

 

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ダイビング用語を復習しておきませんか

ダイビングでは、シーンごとに専門の用語を使います。

 

ダイビング器材を指す用語、

ダイビング講習中に使う用語、

ダイビング中に使う用語、

緊急事態を表す用語があります。

 

海水温と外気温ともに快適な今、

連休中に久々に潜ってみようと思われる方も

いらっしゃるでしょう。

 

そこで今回は、

「緊急事態」に用いる用語を復習しようと思います。

 

・スクイズ

水圧がかかることで、スーツやマスクなどが

食い込むような感じがすることです。

 

・窒素酔い

水深が深い場所での潜水を続けると、

思考力や判断力の低下が起こりやすくなります。

 

・リバースブロック

浮上時に耳抜きができなかった場合、

浮上後にめまいを感じることがあります。

 

・マスククリア

マスクの中に入った水を、出す方法のことです。

大量のエアーによるマスクのずれはもちろん、

他の人のフィンや体などが当たった場合に

マスクが外れてしまうことがあります。

そんな時に必要となるスキルです。

 

上記の他にも用語はありますが、

最も発生しやすい事態を表す用語をご紹介しました。

 

特殊なマスクを使わない限り、

水中で会話をすることはないと思いますが、

緊急事態を回避するためにも、

起こり得る危険な状態を知っておくことは

とても重要だと思います。

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「春濁り」って、知ってますか?

ライセンスを取得するのに

最適な季節としては夏がお勧めですが、

ダイビングは、オールシーズン楽しめるマリンアクティビティです。

 

ダイビングを長く続けている方は、

周知のことと思いますが、海中にも四季があります。

 

水温と外気温の差が少ない夏は、

ダイビングだけでなく、サーフィンや海水浴にも最適な季節です。

 

反対に、冬は外気温がぐっと下がりますが、

海中の透明度は高くなります。

 

海藻が少なくなることで岩場が露出し、

生き物の観察にももってこいの季節となります。

 

熱海では、冬季限定のダイビングスポットが解禁されたり、

水温の低い時期にしか見られない生き物が

見られるようになったりするのも特徴です。

 

春になると、水温の上昇に比例して、

プランクトンが大量発生します。

 

これが、「春濁り」の正体です。

 

視界が1メートルになることもある

春濁りの最中でも、

ダイビングを楽しむポイントはあります。

 

それは、春に誕生した、魚の幼魚たちを観察すること!

 

当然のことですが、

幼魚と成魚を一度に見られる季節は、春だけです。

 

イカなど産卵床がわかりやすい生き物もいるので、

時間があれば、

ふ化の瞬間を待ってみるのも良いかもしれません。

 

防寒対策をしっかり行ったうえで、楽しみましょう!

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ダイビングで一度は挑戦してみたいNO.1!

ダイビングを始めるきっかけとして、

「キレイな海」をもっと知りたい

という方が多いと思います。

 

キレイな海を知れば知るほど、「不思議な海」

の魅力にも気づくことになります。

 

キレイな海に沈む船、何十年もかけて

出来上がったその周りの生態系…

ダイビングファンならばチャレンジしたい、

と思うのが「沈船ダイビング」でしょう。

 

沈船ダイビングは、やはり海外の方が

メジャーで神秘的な場所が多いです。

 

グアムやバヌアツ、パプアニューギニア、

「チューク」は特に有名スポットです。

 

キレイな海と海での冒険を一緒に楽しめる

からこそ、魅力的なダイビングなのでしょう。

 

ただ、現在は気軽にダイビングをしに海外に

行くことが出来ない状況です。

 

そこで、おすすめ国内沈船ダイビングスポットを

ご紹介していきましょう。

 

静岡県の熱海市、伊豆市土肥、和歌山県南紀白浜は、

行きやすい沈船ダイビングスポットとして有名です。

 

海外のような本格的な沈船ダイビングならば、

小笠原諸島や沖縄県古宇利島がおすすめです。

 

沈船ダイビングは魅力がたくさんありますが、

ポイントの深さや海流など初心者では厳しい

場所も多々あります。

 

チャレンジ前に自分の経験と照らし合わせ

下調べをしてダイビングしてくださいね。

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ダイビングに必要なウェイト、定期的な見直しを

ダイビングを楽しむために

必要な「ウエイト」。

 

ウェイトは

ベストや腰の周りに付けて

調整するもので、

 

中性浮力を保つために

必要な重さのことです。

 

中古浮力とは

海の中で

浮きも沈みもしない状態。

 

適切なウエイトを保つことで、

自由に広い範囲で

泳ぐことができます。

 

 

中古浮力を保てないと

深く潜れなかったり、

 

水の中で体をうまく

コントロールできなくなります。

 

 

ダイビング初心者にとって、

自分に合った

ウエイト量を知ることは

とても大事なこと。

 

 

ウエイト量は、

身長、体重、

筋肉や脂肪量、

ウエットスーツの素材や重さ、

タンクの素材や重さなどが

関係します。

 

男性は3〜4kg、

女性は2〜3kg

くらいが一般的です。

 

これを目安に、

実際にダイビング器材を付けて

水中に潜ってみます。

 

 

水面で呼吸をして、

水面と目線が

ほぼ同じ高さになれば

オッケーです。

 

 

体が沈みきらず

浮いていたり、

 

頭まで水面下に

沈んでしまうようなら

ウェイトが合っていない

状態です。

 

 

ウェイトの量を調整して

自分に合った量を

見つける必要があります。

 

その際、

足が着く浅瀬で

行うのがポイントです。

 

できれば

一人ではなく

バディの監視のもとに

行うのがおすすめ。

 

ダイビングスキルが

上達していくことで

適正ウェイトも変化するので

定期的に見直すことも

大事ですよ。

ダイビングのトラブルで多い減圧症とは?

スキューバダイビングは

空気が入ったタンクを背負って、

海中に潜るスポーツです。

 

深さ20mくらいまで潜り、

タンク1本で

約45分くらいもつとのこと。

 

水中の世界は

日常的に過ごしている

地上の世界とは環境が違うので、

体にも負担がかかります。

 

正しい知識を持っておかないと

命に関わる事故にもつながることもあります。

 

ダイビングをする前に

ライセンスの取得が必要なのはこのためです。

 

 

ダイビングのトラブルとして多いのが

「減圧症」です。

 

減圧症は、

高圧環境のもとで血中に溶け込んだ窒素が、

血中に気泡として出てくる

現象のこと。

 

地上に上がって来た時に

急に圧が低下することで起こります。

 

 

炭酸飲料を開けた時に

プシュっと炭酸が抜ける状態が

体で起こっている感じです。

 

症状としては、

めまいや吐き気、手足のしびれなどがおこります。

 

治療が遅れると

後遺症が残ることもあるのだそうです。

 

 

減圧症を予防する方法は、

とにかくゆっくりと浮上すること。

 

速いスピードで上がってきてしまうと

体内に気泡ができてしまいます。

 

たとえ、水深が浅く

潜水時間が短くても

浮上速度が速ければ

減圧症になることもあります。

 

水深が深く

時間的にも長く潜っていた場合は

ゆっくり時間をかけて

浮上すれば大丈夫です。

 

ダイビングは

プロの指示に従って

安全に楽しみたいですね。

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ダイビングに必要なCカードって何?

ダイビングをするには、

「Cカード」というものを

取得する必要があります。

 

「Cカード」とはなにか?

スキューバダイビングに必要なライセンスです。

 

「Cカード」は

“Certification”の頭文字”C”

から付けられた名前です。

 

日本語にすると、「認定証」です。

 

国の法的機関が定めたものではないので、

「免許」ではありません。

 

「Cカード」は

“潜水やダイビングを安全にするための

必要な知識とスキルを持っている”

という証明になります。

 

例えば、

ダイビングスポットで

空気ボンベを借りるときには、

この「Cカード」が必要です。

 

国内外関係なく、

ダイバーとして受け入れてもらうために必要なもので、

“ダイバーのパスポート”です。

 

体験ダイビングや

シュノーケリングを楽しむ

というだけなら必要ありません。

 

 

「Cカード」を取得すると何が学べる?

 

ダイビングは

海中世界を楽しむアクティビティーです。

 

普段、人が暮らしている陸上世界と

海中世界は全く違います。

 

住んでいる生物について、

海中世界で起きる人体への影響、

潜水機材の使い方が学べます。

 

海中でのルールを守り、

必要な知識を持つことで、

安全にダイビングを楽しむことができます。

 

海の中の生物と一緒に、

海中を楽しみ、

自由に泳げるようになるために

必要なことが学べます。

 

「Cカード」を取得することは、

“海の世界へのパスポートを得る”

ということです。

 

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さらなるダイビングを求めて!レックダイビング

ダイビングをする度にドキドキしていた時が懐かしい、

そのぐらいダイビングを楽しんだ方も多いことでしょう

 

もちろん、「慣れ」て気を抜いてダイビングをするのは

もっての他ですが、キレイな海をしっかり楽しんで

ダイビングした後は…

「新しいダイビング」を求める気持ちが出ることもあるでしょう

 

ある程度のダイビング回数で知識や経験が安定し、

海と魚以外の冒険を求めるダイビングを求め始めたら、

「沈船ダイビング」はいかがでしょう

 

沈船ダイビングは「レックダイビング」と

呼ばれています

 

海難事故や戦争、漁礁のために沈められた「沈船」(飛行物を含む)

を目標物としてダイビングします

 

レックダイビングは、目標物の周辺や内部を観察することができ、

ダイビングの他にも歴史的な背景なども知ることもできます。

 

沈んでいる目標物をダイビングして見に行くわけですから、

水深が深く、海水温も冷たくなります

 

器材は水中ライトの用意だけでいいかもしれませんが、

厚手のウェットスーツなどで体温を守りましょう

 

初心者の方や上級ライセンス不保持の方には厳しい

ダイビングだと言えるでしょう

 

海の歴史を知ることができるレックダイビングは、

上級者向きのダイビングなので、

いずれ潜ってみたい希望をもってまずはダイビングを

楽しんでください

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ダイビング時に着底禁止は何のため?

ダイビングは多くの人を魅了し続けています 

 

「何のために潜るの?」

という質問には100人いたら100通りの

回答があるでしょう 

 

透き通った青い海の中を泳ぐ

ダイビングの醍醐味ですね 

 

本来は海の中に人間がいれるわけではありません 

 

だからこそ、海の中での影響は最低限に

抑えなくてはいけません 

 

ダイビングをしていると、

「着底禁止」

「グローブ禁止」

のエリアが存在します 

 

フィンをつけたまま海底に不用意に降りると、

その生態系を破壊する可能性があります 

 

サンゴの破壊や傷つけ

砂地の中に潜んでいる生き物への被害

さらに、グローブをつけていると

ついつい触りたくなってしまいます 

 

泳いでいる魚に触ったり、

サンゴをつかんでみたり

本来加わらない力が加えられたら…

人間でもびっくりしてしまうでしょう 

 

こちらの都合で海の生物の生態を

邪魔してはいけませんよね 

 

「エコダイブ」と言って、

ダイビングをすることによって海中に生じる

影響を抑えて、自然保護を重視した潜り方も

欧米では主流となっています 

 

着底禁止のダイビングスポットは増えていますし、

ダイビングショップやツアーが独自に禁止している

場合もあります 

 

誰しもが魅せられる海の中が永遠に守られるように…

ダイバーは各々がルールを守っていきたいですね

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あなたは何派ダイバーだと思いますか?

ダイビングの本数を重ねていくと

日本の海だけでなく、海外の海も

経験してみたくなりますよね

 

リゾート地などで尋ねられることが多い質問に

「どのようなダイビングスタイルを希望するか?」

というものがあります

 

ダイビングは、

ただ海に潜って浮上するだけの

マリンスポーツではありません

 

海中を泳ぎ、時には潮流に乗ったりして

海を楽しむスポーツです

 

海に潜るスキルが上達してくると

潜っているだけではつまらなくなってきますよね

 

中・上級者の同士で潜ることになった場合、

「あなたは、何派?」

と尋ねられることがあります

 

何派、というのはダイビングを行う際の目的の一つで、

地形、フォト、大物、マクロなどがあります

 

地形派とは、ケーブ(洞窟)やドロップオフ(崖)、

根などの水中地形を見て、近くを泳いで楽しむスタイルのことです

 

フォト派とは、地形や魚、サンゴ、海藻といった海の生物や景色を

写真に撮ることを目的の一つとするスタイルです

なおフォト派の中でも、ウミウシなどのマクロ派と

地形、魚群などのワイド派に分かれます

 

大物派は、ハンマーヘッドやカスザメなど

とにかく大きい生き物を見に行くことを目的とするものです

マクロ派は、ダンゴウオやウミウシなど

1cm程のサイズの生き物を探し、

観察したり写真に撮ったりするスタイルです

 

ダイビングを100%楽しむなら

好みが一緒のタイプの人たちと潜るのがベストといえそうです

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