前回、エンリッチド・エアのメリットを重点的にお伝えしたのですが、
今回は、追加情報をお伝えします。
エンリッチド・エアは、スペシャルティーコースを
受講することが必須となっています。
そして、ここで必要になってくるのが、
タンク内の圧縮空気に対応できる器材です。
レギュレーターとダイブコンピューターが対応していることが必須で、
それ以外は、通常タンクと同じ器材を使用することができます。
自身が使っているものが、対応可能器材であるかどうかは、
型番などで検索して調べることができます。
あるいは、ダイビングショップの店員に聞いてみるのもいいでしょう。
ダイブコンピューターは、エンリッチドエアダイビングには
必ず必要な器材です。
ダイコンには、エンリッチド専用のモードがあり、
潜水前に、通常ダイビング仕様から変更しておく必要があります。
これは、酸素濃度が通常の空気と違うために必要な項目です。
なにより、潜水深度限界や潜水可能時間が通常エアーと異なるため、
表示される時間が変わってくるのです。
エアーに含まれる酸素濃度で細かく変わってきますが、
最大深度は30m以内に限られます。
一方で、減圧不要限界は、最大で、通常エアーの約2倍になります。