あの大手回転ずしチェーンのスシローでは、
近畿大学生まれの養殖まぐろの販売を始めたそうですネ。
2月4日から全店で展開するそうです。
ちなみにそのお値段は六貫盛りで1528円なのだとか。
テレビでその近大まぐろを食べている方の映像を見ましたが、
とってもとっても美味しそうでしたよ。
近大マグロというのは、
世界ではじめて卵からクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学が、
卵から成魚になるまで一貫して育てたクロマグロのこと。
いわゆる養殖ブランドマグロなのです。
クロマグロというのは国際自然保護連合から絶滅危惧種に指定されていて、
保護の必要性が指摘されているお魚。
いずれ食べられなくなるのでは?
と心細く思っていた方も多いと思います。
でも卵から成魚まで養殖できるのであれば、
クロマグロ保護にもつながり、
みんなで美味しいマグロを食べることもできるとあって、
こんなに嬉しいお話はありませんよね。
日本は周囲を海に囲まれた海産資源の豊富な国。
でも漁業は長年不振で、
廃業してしまう漁師の方や経営が困難な漁協も多いみたい。
建築家の安藤忠雄さんは以前から海洋牧場の必要性を訴えていましたが、
近大マグロのような技術が進むことで、
海のお宝を守りつつ、資源の恵みをいただくことができるようになるのではないでしょうか。