ダイビング中の津波体験

最近また津波がありましたね。
チリ津波です。
地球の裏側にある地域から、津波としてみることができるようになるには時間がありましたから、退避する時間は充分あったと思いますが、もし、ダイビング中に津波にあってしまったらどうなるか恐ろしいものがありますね。

ダイビング中に津波にあった人のコメントがニュースにありますから少し紹介しましょう。

インドネシア・スマトラ島での体験です。
とある初心者ダイバーの話だと、何かおかしいとかんじたときには、小魚が自分の下にきてまるで隠れ場所を探すかのようだったといいます。そして激しい流れが押し寄せ、岩にしがみついても流されたといいます。
強烈な流れに押し流されたと思えば13mほどの深みに吸いこまれ、次には浅場に吹き上げられ、水平感覚をうしなったそうです。透明だった海は砂が巻き上げられて濁り、普段とは異なっていたといいます。

ダイバーは水中でタンク利用している場合、水深が急激に変化すると肺や鼓膜が破裂してしまう可能性があるといいます。

他の体験談では、まるで洗濯機に入ったような感覚だったという話です。
泳ごうとしてもできず、ただ流されているだけ。
タンクも外れて呼吸をしようともがいていた。
いつの間にかけがをしていた、頭から血を流していた、など、水中で自由に動けず、
津波が治まるまで待つしかないという様子です。

津波にあってから島にかえると、島の周りにはゴミが浮かび、家が何軒も沈められ、死体がそこかしこに残っていたといいます。

津波の最中に海に入るのは大変危険だということがわかります。

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