夏のレジャーを満喫するために、欠かせない日焼け止め。
現在、国内で販売されている日焼け止めには、
紫外線吸収剤もしくは紫外線反射材が
使われています。
実は、近年、この「紫外線吸収剤」が、
海の環境に様々な影響を与えることがわかってきました。
その影響が顕著にみられるのはサンゴで、
白化の促進や、赤ちゃん(幼生)の成長の阻害が認められています。
こうした研究結果を受けて、
パラオは2020年1月より、
紫外線吸収剤を含む製品の輸入や販売、
さらには持ち込みを禁止するという措置が取られています。
また、ハワイでは2021年より、
紫外線吸収剤を含む商品の販売が禁止されました。
日本では、まだ規制措置は取られていませんが、
海の環境を守りたいと思うのであれば、
まずは自分から行動を起こすことが大切だと思います。
以下、パラオで禁止されている化学物質の名称を掲載しますので、
お手持ちの日焼け止めが該当するかどうか
確認してみましょう。
○紫外線吸収剤として
オキシベンゾン、オクトクリレン、
オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)、
エンザカメン
○防腐剤として
メチルパラベン、エチルパラベン、
ブチルパラベン、ベンジルパラベン、
トリクロサン、フェノキシエタノール