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この夏やりたいことはダイビング?

この夏に挑戦したいアクティビティについて聞いたアンケートの結果によれば、
第1位は「星空観察」で、第2位は「ダイビング・シュノーケリング」、
第3位は「カヌー・ラフティングなど湖、川遊び」となっていました。
なるほどなるほど。
たしかに星空の下で広大な宇宙へ思いを馳せるなんて、
とても心癒されそう。
もちろんダイビングやシュノーケリングが1番のオススメですが、
カヌーやラフティングも楽しそうですよね。

まだやったことがないという初心者の方のなかには、
ダイビングというのは随分大げさなことに感じている方が多いみたい。
練習や試験があってライセンスを取らなくてはならないとか、
海外まででかけないとキレイな海に出会えないのでは?とか。
でもでもライセンスなんて楽しいばかりで大変なことはありませんし、
海に囲まれた日本にはキレイなダイビングスポットがいっぱいあるのです!
はじめようと思えば、いつでも気軽に始められるのがダイビングなのです!

この夏、オススメのダイビングスポットといえば、
首都圏からほど近い伊豆の黄金崎公園ビーチ。
いまごろの時期には水深10メートルほどのところに、
七夕飾りが沈めてあって、
訪れた多くのダイバーが願い事を書いて飾っています。
海の底には白い美しい砂が敷き詰められていて、
岸から近い浅いところでも可愛いお魚を観ることができます。
是非、でかけてみてくださいね。

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海はご馳走の宝庫です

あの大手回転ずしチェーンのスシローでは、
近畿大学生まれの養殖まぐろの販売を始めたそうですネ。
2月4日から全店で展開するそうです。
ちなみにそのお値段は六貫盛りで1528円なのだとか。
テレビでその近大まぐろを食べている方の映像を見ましたが、
とってもとっても美味しそうでしたよ。

近大マグロというのは、
世界ではじめて卵からクロマグロの完全養殖に成功した近畿大学が、
卵から成魚になるまで一貫して育てたクロマグロのこと。
いわゆる養殖ブランドマグロなのです。
クロマグロというのは国際自然保護連合から絶滅危惧種に指定されていて、
保護の必要性が指摘されているお魚。
いずれ食べられなくなるのでは?
と心細く思っていた方も多いと思います。
でも卵から成魚まで養殖できるのであれば、
クロマグロ保護にもつながり、
みんなで美味しいマグロを食べることもできるとあって、
こんなに嬉しいお話はありませんよね。

日本は周囲を海に囲まれた海産資源の豊富な国。
でも漁業は長年不振で、
廃業してしまう漁師の方や経営が困難な漁協も多いみたい。
建築家の安藤忠雄さんは以前から海洋牧場の必要性を訴えていましたが、
近大マグロのような技術が進むことで、
海のお宝を守りつつ、資源の恵みをいただくことができるようになるのではないでしょうか。

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アカサンゴの海

前回も書きましたが、
小笠原諸島の周辺などで、
中国の漁船によるサンゴの密漁が問題となっていました。
最近、テレビのニュースでは聞かなくなりましたが、
どうなったのでしょうね?
気になってチェックしてみたら、
11月28日付のネットニュースでは、
この問題が発覚してからはじめて、
11月27日に中国漁船がゼロになったそうです。
2014年9月中旬以降漁船の数は増え続け、
10月30日には最多の212隻が確認されていたのが、
ようやくゼロに。
とりあえずヨカッタですよね。

とはいえお金になるということで、
またシーズンになればやってくるのでは?
アカサンゴがなくなるまで採りつくされてしまうのではないかと、
心配です。

テレビのニュースなどでもアカサンゴについて紹介していますが、
私もちょこっとアカサンゴについて調べてみました。
アカサンゴというのは宝石サンゴの仲間で、
水深100m以上の深海に生息しているため、
その生態はほとんど分かっていないそうです。
とくに中国ではアカサンゴを加工した装飾品の人気が高く、
高級品は1グラムで約19万円もするのだとか。
日本の近海で採れるアカサンゴは珍重される高級品。
これからも大勢の密漁者がやってきそうですね。
海の宝を守るためになにかできると良いのですが。

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海の怖いお話

いま「首都水没」という本が注目されているみたいですね。
この本の著者は元東京都職員であり、現在は公益社団法人えどがわ環境財団の理事長を務める方。
その内容は、自然災害のリスク、とくに水害に関する被害予測などについて。
この本にはいろいろと怖いお話が書いてあるみたい。
そこらの怪談話よりも怖いくらい・・・。

ちょこっとその内容をご紹介してみますね。
ええと、まずはスイスの再保険会社が行った調査のお話。
その調査によると、なんと東京と横浜地区は、
自然災害リスクの高い都市ランキングで第1位になったのだそうです。
これは世界の616都市を対象に、
洪水や地震、津波などで被災する人の数を推計したもの。
やっぱり、というか、なんだか最近、やたら自然災害が気になりますよね。

この本ではほかにも、
地下鉄洪水の被害予測のお話など水害の注意についても紹介しています。
東京で注意したいのは、
東京湾の水面よりも高い位置にあるか、
ゲリラ豪雨がきたらどう対処すればよいのか、
などなど、自分で注意しなければならないみたいです。

ダイビングなどで海に親しんでいる私ではありますが、
津波や台風のときの高波などの被害を知ると、
海が楽しくて有難いばかりのものではないことを痛感します。
普段、親しみを持っている海だからこそ、
より敬虔な態度を忘れてはいけないのだなと思います。

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3月5日慶良間諸島国立公園誕生

3月5日は何の日かご存知ですか?
ダイビングをしている方もそうでない方も、3月5日は「サンゴの日」と覚えて下さいね!

本日2014年3月5日、慶良間諸島国立公園が日本の31番目の国立公園として誕生しました。
慶良間諸島は沖縄のダイビングスポットの中でも透明度の高いケラマブルーでも有名ですが、多様なサンゴの生息・ザトウクジラの繁殖地等を踏まえ、優れた海中景観を保護することを目的に国立公園として指定されることになりました。

国立公園になるということはダイビングスポットとしても箔がつく形になりますが、決して観光地化するための決定ではないことを覚えておかなければなりません。

環境を保全するための決定ですから、海中景観を崩したり、サンゴを痛めたりするようなことはこれから制限されることになるのではないでしょうか。
特にサンゴ礁は周囲の島からの影響は少なくありませんからね。

今月8日には那覇市で記念式典が行われますし、3月1日から3月9日はおきなわサンゴ礁ウィークとして参加型イベントが目白押しです。
慶良間諸島では国立公園ボートスノーケル体験が格安で(通常時の半額)体験できますし、そのほかの地域でも親子でサンゴの海の磯観察やサンゴ礁の磯観察、サンゴの苗床づくり、サンゴ植えつけ体験ダイビングや、サンゴの勉強会、サンゴの研究者と一緒に座談会などがあります。
事前申し込み必要なイベントもありますし、申し込み不要の参加型イベントもありますから、参加したいですね。
ただ見るだけのダイビングだけでなく、環境を守る立場でダイビングをしていけたら今後も素晴らしい海中景観を楽しめるのではないでしょうか。

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天候と警報には要注意

先日海に漂っていたボートに雷が落ち、乗っていた男性が感電死したのではないかとニュースで流れました。

雷と言えば高い位置にあるモノをめがけて落雷すると言われていますが、
低位置にあるもの、例えば海面にも落雷する姿が見られています。

実は日本は陸上に落ちる雷も多いのですが、近海に落ちる雷も多くなっているのです。
もし、海でダイビングしたら、天候の変化は重要なこと。
出来るだけ速やかに情報を入手できるようにしておきたいものですし、
注意報や警報がでたら、自分だけは大丈夫だと慢心をせずに対処しておきたいものですね。

落雷だけでなく、水辺は危険が多いです。
例えば川で水遊びをしているとします。
上流で雨がふっていたらどうなるでしょうか?

近年怖いのがゲリラ豪雨。
気がつかないうちに水位が上昇し、川の中州に取り残されて、流されてしまうことも。
他にも、上流のダム等で放水するために警報を鳴らしたのに気付かないでいると大変です。

警報を普段から聞いていても自分ではどうしたらいいのか分からないと、そのままでいたら大変危険でしょう。警報が鳴ったらの避難しないといけませんね。

海のダイビングは楽しいことも一杯。
だけど危険なことも傍にあることを忘れないで。

快く楽しむためには、ただ漫然としているだけでは
トラブルに対応できずに問題になることもあると念頭に入れて注意していきたいですね。

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